監視活動速報 No.225
2月26日~2月28日には、東富士とその周辺へのオスプレイの飛来は確認されません
3月1日(月) 監視者4名 通報者3名
9:36 CV-22Bオスプレイ1機(13-0069)が、横田基地を離陸しました。
11:10 オスプレイ1機が、御殿場市JR御殿場駅上空に南から飛来し、旋回して南へ。
11:21 オスプレイ1機が、御殿場市神山上空に飛来し、
11:46まで 南側を大きく1回、真上を小さく4回の計5回旋回しました。
11:55 CV-22Bオスプレイ1機(13-0069)が、横田基地に戻ってきて、
横田基地周辺を飛び回って、また横田基地から離れました。
13:33 オスプレイ1機が、御殿場市神山上空に再び飛来。
14:08 この時間までに4回旋回しました。(14:02には裾野市上空まで 通報)
14:10 オスプレイ1機が、御殿場市市街地上空から神奈川方面に向かいました。
14:20 CV-22Bオスプレイ1機(13-0069)が、横田基地に戻ってきて、
14:48 この時間まで、横田基地周辺を飛び回っていました。
16:27 CV-22Bオスプレイ2機(13-0069,14-0075)が、横田基地を離陸。
16:32 オスプレイ2機が、相模原市緑区相原上空に北から飛来し、南へ。(通報)
17:00 オスプレイ2機が、沼津市港湾上空から本郷町北側上空を北北東へ(通報2件)
17:02 オスプレイ2機が、裾野市市街地上空に飛来し、北へ。
17:04 オスプレイ2機が、御殿場市神山上空に南から飛来し、北へ。
17:20 オスプレイ2機が、御殿場市市街地上空に演習場方面から飛来し、神奈川方面に
この間、東富士演習場で離発着訓練を行っていたと思われる。
17::33 CV-22Bオスプレイ2機(13-0069,14-0075)が、横田基地に戻ってくる。
18:00 CV-22Bオスプレイ1機(14-0075)が、横田基地を離陸。
18:08 CV-22Bオスプレイ1機(13-0069)が、横田基地を離陸。
19:23 オスプレイ2機が、横田基地近くを通過し、埼玉に向かいました。
20:35 オスプレイ2機が、沼津市本郷町黒瀬橋付近上空を南南西から北北東へ(通報)
20:36 オスプレイ2機が、御殿場市神山に飛来し、
21:14 この時間までに、大きく5回旋回しました。21:11には無灯火での旋回を確認
21:20 裾野市上空に飛来(音による確認 通報)
21:35 CV-22Bオスプレイ2機(13-0069,14-0075)が、横田基地にもどり、
21:50 訓練を終わりました。
1日に受け取った「東富士演習場週間使用計画」(3/7~13分)には、
3/7(日)~13(土)の各日7:00~22:00の間、5~9機のティルトローター機が演習場全域において離発着訓練を実施します。(空挺降下を含む)
と、記載されていました。これで2/21(日)より3週連続です。
これは、横田のCVと普天間のMVが、いつでも東富士で訓練できるようにしたものです。許せません。
陸自第一空挺団が東富士演習場で米空軍機からの降下訓練を計画
2月26日、陸幕広報室が発表した「国内における米空軍機からの降下訓練の概要について」によれば、以下の様に示されています。
1. 目 的
米空軍機を活用して固定翼機からの降下回数の増加を図り、空挺作戦に必要な戦術技術の向上を図る。
2. 期 間
令和3年3月8日(月)~同年3月11日(木)
3. 場 所
東富士演習場及び米軍横田基地
4. 担当官
陸上総隊司令官 陸将 吉田圭秀
5. 訓練実施部隊
(1) 陸上自衛隊
陸上総隊第一空挺団
(2) 米軍
第5空軍第374空輸航空団
6. 特 色
○ 令和2年度、第4回目の国内における米空軍機を活用した降下訓練
○ 東富士演習場において米空軍機からの降下訓練を実施
この訓練は、明らかに日米共同訓練であり、「二元的管理」を禁止している「東富士演習場使用協定」運用委員会決定に反しているものです。
防衛省は、この訓練について「米軍機を借りて行うだけで、共同訓練にあたらない」と説明しているようですが、「事前協議」の対象にもせず、一方的な通告です。
1981年、東富士演習場で初めての日米合同演習が行われた時、地元は米軍基地全面返還に逆抗するものと基本的には反対であることを表明したが、国との協議で次の事を確認し、実施を認めた。
1. 米軍基地全面返還を堅持し、東富士で日米共同訓練を恒常化しない、共同演習場化しない。
2. 国は、日米共同訓練など使用目的の変更がある場合、協定順守、地元と協議し、双方納得の上で対処する。
3. 全ての演習は、演習通報で通知し、自衛隊と米軍の二元管理にならないようにする。
4. 演習場使用は、今後とも使用協定、3.1協定を遵守し、国と地元の協議で運営する。
「二元管理」「二元的管理」とは、自衛隊と米軍が同一時間帯、同一区域で使用することをいい、「使用協定」との競合矛盾があるとして、禁止しています。よって、これまで実施した日米共同訓練では、其々の指揮系統により、別々の場所、時間、武器の使用が義務付けられてきました。
3月1日に入手した「東富士演習場週間使用計画」(3/7~13分)には、米軍の訓練の中に「3月8日(月)から3月11日(木)までの各日は、1000から2200までの間、12機のプロペラ機が演習場上空を飛行します。(空挺降下及び物療投下を含む)」と記載されており、自衛隊の訓練の中には記載がありません。米軍の訓練の一環として日米共同訓練となっているのです。
明らかに協定違反です。御殿場平和委員会は、国と防衛省に抗議し、地元自治体と地権者団体に訓練の中止を国に求めるように要請していきます。
オスプレイに反対する東富士住民の会 事務局長 渡辺希一