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2021/04/17

デニー知事は「魂魄の塔」横の鉱山の開発届に中止命令は出せなかった!

Tweet ThisSend to Facebook | by やぽねしあ
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 ああ、やはりデニー知事は「魂魄の塔」横の鉱山の開発届に対して、中止命令は出せなかった!--- 知事、具志堅さんの方を見ようともせずに、急いで部屋を退出(加筆訂正版)
2021年04月16日 | 沖縄日記・辺野古
(昨日のブログに一部、加筆・訂正しました。)

 今日(4月16日・金)は、「魂魄の塔」横の熊野鉱山の開発届に対して、知事が自然公園法に基づく中止命令を出せるタイムリミットの日だった。しかし今朝の各紙では、知事は中止命令に踏み切らないと報道されていたので、心配した大勢の人たちが、昼休み時間から県庁前広場に集まった。組織的な動員ではなく、メールや口コミで連絡を取り合っただけだが、それでも参加者は100名を超えた。

 集会では、具志堅さんの訴えの後、私が経過と現在の状況を報告し、宗教者グループや遺族の方、そして、オール沖縄会議の福元事務局長や喜友名県議らが挨拶をした。

 午後1時半から知事が記者会見するというので、集会は午後1時に終え、皆で県庁に入っていった。6階の会見室はすぐにいっぱいになり、広報課職員から全員退出を求められたが、照屋副知事と調整した結果、記者会見室には10名が残り、それ以外の人たちは、県が急遽、1階ロビーにモニターを準備するというので、下に降りることとなった。

 デニー知事の記者会見が始まった。具志堅隆松さんは、最前列に座り、知事の説明に聞き入った。

 知事が冒頭、読上げた「コメント」(下に添付)では、「戦没者のご遺骨が混入した土砂が工事や埋立などに使われる事は、先の大戦で亡くなった方々を悼む心を持つうちなーんちゅとしてあってはならない」として、「各分野の専門家からのご意見でも、当該箇所は沖縄戦跡国定公園としての風景を構成する場としての価値も有するとのご助言をいただいた」ことや、「戦没者のご遺骨である蓋然性が高い骨片が確認された」、「周囲には慰霊碑等も数多く存在すること等から、「自然公園法第33条第2項で規定する風景を保護するための必要がある」として、「措置命令を出すと判断した」としている。

 しかし、その後に読上げられた措置命令の内容は、私たちが求めていた事業の中止命令や制限ではなかった。県が出すという措置命令は、次のような内容のものにすぎなかった(措置命令の原文は、末尾に添付)。

1.「遺骨の有無について関係機関と連携して確認し、遺骨の収集に支障が生じないよう措置を講じること。」

2.「周辺の風景に影響を与えないよう、必要に応じ、植栽等の措置を講じること。」

3.「周辺植生と同様の植物群落に原状回復すること。」

4.「上記1~3の各措置について、掘採開始前に県に報告し、協議すること。」

 知事は、その後の質疑応答でも、「県が最大限取り得る行政行為で、これまでにない異例の判断だ」と述べたが、実際の措置命令の内容はこれだけである。原状復旧や植栽等は、自然公園法の措置命令を振りかざすまでもなく、当然のことにすぎない。また、遺骨の問題についてもきわめてあいまいな内容で、具体的に何を指示しているのかもはっきりしない。

 たとえば次のような問題がある。

1. 「遺骨の有無について関係機関と連携して確認」というのは、「遺骨の有無」を県と連携をして「確認」する意味と解されるが、「遺骨の有無を確認」とは具体的にどういう意味なのか? 業者に対して、事業前に、県の指示のもとに徹底的な遺骨収集を行うことを指示したものなのか? 

 後段の「遺骨の収集に支障が生じないよう措置を講じる」というのは、業者は県の遺骨収集に支障が生じないよう協力すると解されるが、これは、県の遺骨収集が続く場合は、それまで事業に着手しないよう指示したものなのか? これらの点について、具体的な内容が全く不明である。

2.「植栽等の措置」を指示しているが、これはあくまでも採掘終了後の植栽という意味にとれる。現地は斜面であるから、採掘期間中、高さ30mもの崖が出来る。遠くからも目立ち、眺望が著しく損なわれる。採掘期間中の景観保護のための措置はどうなっているのか?

3.「周辺植生と同様の植物群落に原状回復すること」という措置命令もよく分からない。これはまず、採掘後の完全な埋め戻しを指示しているのか? そもそも、熊野鉱山の事業は、業者が提出した赤土等流出防止条例の事業行為届出書でも、採掘期間は10年とされている。10年後、業者が植栽や原状回復措置を責任を持って実施するのか? 糸満市や八重瀬町の多くの鉱山が、埋め戻しもされず、巨大な採掘跡がそのまま放置されている現状からも、この「措置命令」は、完全に実施される保証などない。

 なお、これらの「措置命令」以外にも、「留意事項」が出されている(末尾に添付)。そこでは、「人道的な観点から、悲惨な沖縄戦の戦没者の遺骨等が混入した土砂は使用しないこと」等とされているが、これも具体的な内容が不明である。業者は再三、「表土等の土砂は仮置きして埋戻しに使う。採掘する砕石・石材等には遺骨は混ざらない」と繰り返しているので、そのままでよいこととなる。また、そもそも留意事項であるから、拘束力はない。

 結局、知事コメントには知事の思いが縷々述べられているが、それが「措置命令」に結びついているとはとても思えない。事業の禁止か、少なくとも一部制限に踏み込まない限り、意味はない。あまりに残念な内容で、聞いていてため息を押さえきれなかった。

 不利益処分だから、行政手続法に基づき、業者から弁明書の提出を求める。提出期限は4月30日。その内容により、知事は5月14日に最終的な措置命令について最終判断するというが、それも、今日、発表された措置命令の内容を超えることはない。

 県は、期間を延長していないから、業者は明日以後、採掘に着手できる。明日以後、現場の監視体制が必要となる。

 ともかく、措置命令の内容には不明な点が多いことから、今日、具志堅さんと宗教者グループは、知事に対して、今回の措置命令・留意事項の内容説明の場を持つよう申し入れた。その場で、さらに県の詳細な説明を聞きたい。

  記者会見を終えたデニー知事は、最前列に座っている具志堅さんの方を見ようともせず、そのまま急いで部屋を出ていった。普通なら、具志堅さんに対して、一言、声をかけるのが当然だと思われるが、知事自身も、今回の決定があまりに無内容なものであり、具志堅さんととても目を合わせることができなかったのだろう。

 ともかく残念でならない。
                            (Aさん撮影)




 午後4時、大急ぎで名護に向かう。午後6時からヘリ基地反対協の学習会で、「辺野古新基地建設事業の現状と課題」について講演する。コロナ禍の真っ最中だったが、参加者は45名。たっぷり1時間45分ほど喋り続けた。

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