◎<沖縄高江への愛知県警機動隊派遣違法訴訟高裁判決勝利!>
◎判決の要旨
判決では、愛知県警の機動隊派遣は、本来公安委員会が派遣決定をするところを、県警本部長が「専決」として派遣したことに対して、沖縄への派遣は「異例または重要」な派遣なので、専決で派遣したことは違法と判断をしました。一審ではこの部分を、「事後的に治癒された」として、違法性を認めませんでした。控訴審で、当時の公安委員長の証人尋問から、公安委員会が全く機能していなく、形骸化をしている事実が明らかになりました。
判決では公安委員会が「専決によって行われたことの手続的違法について想到していなかった」と批判しています。このことが、愛知の訴訟の重要な点です。
また判決では、警察職員の検問や撮影等の行為についてもその適法性あるいは相当性について疑問が生じ得る」「車両と転居撤去については強制的に撤去する法的根拠は見当たらない。違法である疑いが強い」としています。高江の非暴力の抵抗運動を認め、警察機動隊の暴力的な弾圧を違法だと認めたと言えます。