※木元茂夫さんのfacebook(8月31日)からの転載です。
飛行差し止め実現! 違法爆音を許すな! 8/29神奈川行動
久々に厚木基地北側のフェンス沿いで抗議行動をやりました。昨年末から空母艦載機の飛来が増加したために、基地正門前で申入れと抗議行動を行うことが多かったためです。コロナ禍さえなければ集会、デモとなるところだが、デモのない行動となりました。
アピールをはじめるや基地の米兵が、フェンスの近くにやって来て、参加者の数を確認。でも、そんなことには負けずに、夏の暑さにも負けずにがんばりました。
〇行動宣言〇
去る8月13日、厚木基地で海上自衛隊P-1哨戒機がカーゴドロップ訓練(荷物投下訓練)を行った。滑走路をめがけて、8回にわたって投下が繰り返された。最近では、7月10日にP-3C哨戒機が行ったのに続く訓練だ。
1971年以来、厚木基地は日米共同使用の要衝であり続けているが、最近は特に、海上自衛隊がその比重、存在感を高めている。哨戒機P-1の配備、展開はその象徴だが、同機は離発着訓練、旋回飛行訓練を、日々繰り返している。
1971年に大和市、綾瀬市とかわしたジェット・エンジン機は配備しないとの約束を反故にしたうえに、いまや主な騒音発生源となっている。
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現在、空母艦載機は回転翼機、ヘリコプターを除いて、厚木基地には常駐していない。
2018年3月、固定翼機60数機は岩国基地に移駐した。米空母が横須賀に帰港、停泊している間、昼夜を問わなかった、かつてのような猛爆音は少し収まっているかに見える。
しかし、時折、艦載機は岩国基地から来ては、訓練に出かけていく。これからも使用するとの意思、方針を示すものだろうが、整備機能もなくなった厚木基地を拠点にした訓練は危険極まりない。加えて、飛来時には、2機同時発進など約束違反の危険飛行も行われているのだ。(中略)
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6月下旬、秋田県と山口県への迎撃ミサイルシステム、イージスアショアの配備中止が決まった。ところが、政府・防衛省は要り替わりのように、頓挫していた「敵基地攻撃能力」の獲得を声高に主張しだした。そう、先生攻撃能力の獲得を俎上に上げようとし始めたのだ。
今年3月、横須賀基地に海上自衛隊は護衛艦「まや」を配備した。同艦は射程距離2,500kmのミサイルと、米軍との共同交戦能力システムを搭載している。ここ神奈川は、「敵基地攻撃能力」が日程に上がれば、当事者の地となることを知っておきたい。
他方、イージスアショアの配備地融資は地元の根強い反対が実を結んだ結果でもある。「つぎは辺野古だ」。土砂の投入が強行されているが、新基地計画を中止に追い込むことだってできるのだ。
昨年5月21日に始まった第5次厚木基地爆音訴訟も、来る9月14日に11回目の口頭弁論を迎える。コロナ禍の定員制限で傍聴席を埋めることはできないが、8,800余名の原告と、それを支える弁護団、支援が連携して、「静かな空を」取り戻す法廷闘争が続く。沖縄、岩国、そして志を同じくする全国の仲間と手を携え、爆音と基地のない神奈川をめざし、進んでいこう。