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個人名を出して社会問題に関わっていると、誹謗中傷やらが湧いてきて店の営業にも響くし、本当に嫌になった時期があった。
特に小さな島では外から内からも矢が飛んでくると、もう誰も助けてくれないと孤立してしまうことが怖かった。
それでも誰かがこの島の歴史、特に自衛隊配備に伴って起きたこと、これから起こりうることの近現代史を記録して残していかないと、権力によって都合よく書き換えられてしまうような危機感を常に感じている。
非常に残念なことだけど、この歴史を残す仕事のできる人間がもうこの島には僕しか残っていないんじゃないかと思っていて(不快に思われたらすみませんが)、そういった意味では今回の講演会で90分+質疑応答30分の時間を頂いたので、パワポ的なものも作ってこの機会に集大成としてまとめてみました。
今回これを公開しようと思ったのは、見てくれた人の何人かから感謝の言葉をいただいたり、わかりやすかったという感想が意外に多くよせられて勇気付けられたからだ。
小さな島で生きることの大変さを感じているのは何も僕だけではないと思うと、声なき声を小さな声を代弁することで誰かのためになれるのならもう一度的になってもいい。
それよりは、一見平和に見える日常の暗渠ではすでに戦争の準備が始まっていて、永劫回帰歴史を学ばないがゆえに同じ過ちを繰り返すのであれば、誰かが残した歴史の断片を受け取った次の人がその歯車を止めることに使って欲しいと思っている。
・第1回与那国島から・猪股哲さん(南西諸島ピースネット共同代表)のお話し。2022・1・18。不戦へのネットワーク。