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中国のシンクタンクとのズーム会議で、発議者を務めました。
現在の国際情勢を念頭に軍事外交を使った緊張緩和策を提案しました。米国を中心に中国軍も積極参加している多国間訓練で、人道支援、災害救援訓練の分野でさらに軍事交流を拡充していくこと。そしてその連絡調整機関(国連機関でも)を沖縄に置こう、と提案しました。
すると日中双方の識者から「平和主義者」「理想主義者」と指摘されました。
現状はあまりにも厳しいので、”理想主義”であることをむしろ誉め言葉と受け止めます、と伝えて、「現実主義的な解決策はどのようなものか教えてください」と返したのですが、具体的な答えはありませんでした。
私は、ペロシ米下院議長の訪台は品がなく、中国側のミサイル発射もまた品がない、見られ方も大事だ、と指摘しました。しかし、中国の識者から、台湾問題で強く主張することは正しい、とミサイル発射を正当化する意見が出たのは驚きでした。
おそらくこれから米議員らの訪台は増えるだろうし、日本の政治家も流行を追いかけるかのように台湾へ向かうかもしれません。どうなることやら。
感情論を排除した現実的な対応は、あなたは戦争できると思いますか、という問い掛けの中からひねり出せるのではないでしょうか。すべてを失う戦争なんてできっこないし、回避するための知恵を出し合うしかない、というのが唯一の答えのはずです。
敵基地攻撃能力のチキンレースに日本国民は増税で付き合わされます。この物価高で増税です。ミサイルの足を長くすることがどのような効果を生むのでしょうか。中国にもタカ派がおり、反発を招きます。
ミサイル配備先の沖縄はたまったもんじゃない。こんな現実なんてうんざりです。