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■講演会「横浜ノースドックってどんな基地?そこで何が起きているの?」報告
「オンライン学習会かわさき」事務局より、2023年7月21日(金)に開催された星野潔さん(リムピース編集長)講演会「横浜ノースドックってどんな基地?そこで何が起きているの?」のご報告です。また、当日の講演記録をYouTubeにアップしましたので、お見逃しになった方も、是非ご覧ください。
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1月11日の日米安全保障協議委員会(2+2)で、横浜ノースドックに米軍揚陸艇部隊280名、沖縄・南西諸島に海兵沿岸連隊約2000名が配備されることが合意されました。
横浜ノースドックに詳しいリムピース編集長の星野潔さんに、「横浜ノースドックってどんな基地?そこで何が起きているの?」と題して、お話しいただきました。
驚くことに、
①何年も前から、米軍は、横浜ノースドックに故障した戦闘機やオスプレイをノードックに運び込んでから米本土に送り返し、あるいは、米本国、オーストラリア、フィリピン、九州などで行う軍事訓練に使う資材などを運び出すのに使っているのです。
②自衛隊もまた、この米軍施設に自衛隊が使う軍事訓練用資材をわざわざ持ってきて、積み込み作業を行っています。
③本牧埠頭にある三菱造船のドックで米艦船や英艦船が修理され、米軍のコンテナが大黒埠頭の民間施設から運び出され、ノースドックのある瑞穂埠頭の民間埠頭に米揚陸艇をわざわざ接岸させるなど、民間施設の軍事利用が常態化しています。
星野さんが思わず漏らした「ヨコハマ港は軍港か?」の一言に、ヨコハマの港が戦争の拠点として使われようとしていることが端的に明らかにされています。このことは、星野さんらリムピースの方が、長年にわたって昼夜たがわず横浜ノースドックの動きをつぶさに観察してきたことによってわかったことです。本当に感謝いたします。