9月25日 横須賀月例デモ
写真1枚目 海自 油槽船横須賀に入港
今年4月に就役したばかりです。4900トン、全長105m、乗員14名、建造費28億5000万円。船体が薄汚れて見えました。長い航海をしてきたのでしょうか。琉球弧で陸自と海兵隊のための燃料輸送に従事するための船と、私は考えています。
写真2枚目 アメリカ海軍最新鋭のミサイル駆逐艦ズムウォルト26日に横須賀入港。
従来のイージス駆逐艦 9,648トン 全長155m VLS96セル
ズムウォルト 15,995トン 全長186m VLS80セル
何を目的に6000トンも重量を増やしたのか、よくわからない艦です。発電能力が大きく、将来の電磁波砲に対応するとも言われています。
横須賀地方総監部前アピール 2022年9月25日
原子力空母レーガンは9月12日に横須賀を出港、23日に韓国の釜山に入港しました。朝鮮は25日朝、弾道ミサイルを発射しました。8時30分のNHKニュースは、「空母レーガンが23日に釜山に入港し、北朝鮮の反発が予想されていました」と報道しました。
多くの人が気付き始めています。アメリカの過剰な軍事行動が反発を引き起こすことを。
しかし、横須賀出港から空母レーガンと日米共同訓練が行われ、横須賀基地に配備されている護衛艦「あまぎり」(DD154)が参加しました。海上幕僚監部の発表した訓練期間は9月12日から22日までとなっていますが、私たちの監視記録によれば、「あまぎり」は12日朝、レーガンに先立って横須賀を出港し、18日朝には横須賀に帰港しています。訓練期間は4日も短縮されています。こんなことは滅多にないことです。これは何を意味しているのでしょうか。予定されていた訓練項目が終了したから早めに切り上げたのでしようか。
一方で、アメリカ海軍のホームページには9月17日付で、護衛艦「むらさめ」の帽子を被った海自隊員が空母レーガンの艦橋で活動している写真が公開されています(「むらさめ」は現在ジャパンマリンユナイテッド磯子工場で修理中)。この隊員はいつからいつまでレーガンに乗っていたのでしょうか。22日まで乗っていたのでしょうか、それとも現在も乗っているのでしょうか。海上自衛隊は明らかにする義務があります。
8月31日、2023年度防衛予算の概算要求が発表されました。しかし、防衛省が毎年作成しているパンフレットには、総額が5兆5947億円+事項要求とあるだけで、すべての調達項目の金額が表示されないという異常事態となっています。
2015年安倍政権下で成立した安保法制。自衛隊の訓練・演習は内容、地域とともに野放図に拡大して来ました。そして、いわゆる「米艦防護」も、年1回2月に回数が発表されるだけで、いつどこで誰がという基本的な事柄さえ、何も発表されません。イージス艦「まや」も8月半ばにハワイに入港し、もうひと月になりますが、何のために行っているのか何も発表されていません。
9月27日、安倍元首相の国葬が強行されようとしています。1000名以上の自衛官が動員されようとしています。7月12日の家族葬にも陸上自衛隊の特別儀仗隊が参加したと報道されています。これは安倍一家による、自衛隊の私物化にほかなりません。
私たちは防衛費の大幅な増額に反対します。そして、自衛隊の行っているすべての活動が公表されることを強く求めます。