【会見報告】武器見本市に会場を貸さないよう求める森田知事に対する公開質問状への「回答」についての見解
2020年 05月 07日 「杉原こうじのブログ」
5月7日、千葉県庁記者クラブで、森田健作知事に幕張メッセを武器見本市に貸し出さないよう求める公開質問状の「回答」について記者会見。主催は「安保関連法に反対するママの会@ちば」と「幕張メッセでの武器見本市に反対する会」。直前にあった知事会見の原稿書きに追われる記者が多い中、辛うじて朝日と毎日から1名ずつが出席。
このタイミングで公開質問状を提出したのは、昨年11月に日本初となる総合武器見本市として開催された「DSEI Japan」が、来年2021年5月19日から再開催しようと幕張メッセを「仮押さえ」しており、1年前となる今年5月19日から本契約を結ぶことが可能となるからです。
驚くべきことに、そもそも質問状本体が知事まで届いておらず、商工労働部経済政策課の担当室長が締め切り間際になって代行した形でした。
米ロッキード・マーチンやレイセオン、英BAEシステムズやイスラエルのラファエルなどの戦争犯罪企業、核兵器製造企業が公然と出展するにもかかわらず、県は事前も事後もノーチェック。武器見本市への貸し出しは「戦争という手段によらずに紛争を解決する道を追求する」と明記した「非核平和千葉県宣言」と両立するのか、の問いにも答えず。数多く寄せられた署名やハガキについても、「様々なお考えがある」とごまかす。不誠実極まりない答えのオンパレードでした。
会見でママの会の一人は、「武器見本市の先には残酷な世界が広がっている。人間として許されない」と訴え。5月14日午後に千葉県に提出する反対署名に付されたコメントの一部も紹介されました。なんとしても、武器見本市の開催を食い止めたいと思います。
◆千葉県による「回答」はこちらから
https://kosugihara.exblog.jp/240290771/