・3月6日(月)16時~18時
・衆議院第1議員会館第2会議室(国会議事堂前駅)
・資料代 500円 (定員42名)
「防衛力強化資金」を含む防衛費総額10.3兆円の大軍拡予算案が、その本質を問うことなく2月28日に衆議院で採決されてしまいました。この予算案を認めれば、2027年以降、日本は軍事費を恒常的にGDP2%以上とする世界3位の超軍事大国となり、日本の国の形が変わります。しかし、多くの市民にこの予算案の危険な内容は十分知らされていません。とりわけ、この予算案が軍事研究を一挙に拡大し、科学者を動員する狙いをもっていること、それが今後、日本の科学・技術のあり方、そして大学の姿を大きく変えることについて、国会の審議でもほとんど論じられていません。
そこで、軍学共同反対連絡会では、軍事研究に反対する科学者の視点から、この予算案の問題点と危険性、科学と大学のあり方に及ぼす影響を知っていただこうと、参議院での審議の最中に、議員、報道関係者、市民を対象としたシンポジウムを企画しました。ぜひご参加ください。
《報告(各15分)》
1 軍事研究を一挙に拡大する2023年度予算案
小寺隆幸(軍学共同反対連絡会事務局長)
2 学問と政治の適切な距離感
須藤 靖(東京大学大学院教授 理論物理学・天文学)
3 軍産複合体の危うさ(米国の実態を通して)
本田浩邦(獨協大学教授 現代アメリカ経済)
4 筑波研究学園都市と軍事研究 発言者依頼中
5 医師は人間の命と尊厳を破壊する戦争に反対する
高本英司(全国保険医団体連合会副会長)
6「死の商人国家」に進むのか
杉原浩司(武器取引反対ネットワーク[NAJAT]代表)
《質疑応答と討議 30分》
司会 浜田盛久(海洋研究開発機構研究員)
<講師紹介>
須藤 靖:東京大学大学院理学系研究科物理学専攻教授。観測的宇宙論と太陽
系外惑星研究。『人生一般二相対論』(東京大学出版会)、『情けは宇宙のた
めならず』(毎日新聞社)、『不自然な宇宙』(講談社)、『宇宙は数式でで
きている』(朝日新聞出版)など。
本田浩邦:獨協大学経済学部教授。アメリカ経済論。『長期停滞の資本主義―
新しい福祉社会とベーシックインカム』(大月書店)、『アメリカの資本蓄積
と社会保障』(日本評論社)、『現代アメリカ経済論』(共著、日本評論社)
など。
高本英司:全国保険医団体連合会副会長、大阪府保険医協会副理事長、戦争と
医学医療研究会副代表、戦争と医の倫理の検証を進める会呼びかけ人
*衆議院第1議員会館のロビーにて、15時半から《加速する軍事研究への動員》
という紙を持った係が通行証を配布します。先着42名。事前申し込みは不要です。
*衆議院第1議員会館
東京メトロ「国会議事堂前」駅1番出口徒歩3分、「永田町」駅1番出口徒歩5分
問い合わせ:軍学共同反対連絡会
pokojpeace@gmail.com
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