「改(壊)憲」と「新たな戦前」の到来の危機の中、「9条地球憲章の会」の第33回公開研究会(6/29)のご案内です。
講師は、日本近現代史研究者の大門正克さん。この3月に出版されたばかりの岩波ブックレットを基に、斬新、ユニークで「グローカル」な視点から日本国憲法の新たな意義と生命力を語っていただきます。ご期待の上、ぜひご参加ください。
★参加お申し込みは、以下のURLかチラシ掲載のQRコードからお願いします。
★日時 6月29日(木)午後6時半~8時半(オンライン)
★講師 大門(おおかど)正克さん
日本近現代史専攻。横浜国大経済学部長、副学長、歴史学研究会編集長、研究部長などを歴任。現早大特任教授。「九条の会」賛同者。
★講演「いま、世界の片隅で日本国憲法をたぐりよせる ―憲法理解を更新させる回路を探る―」
「2023年3月、『世界の片隅で日本国憲法をたぐりよせる』(岩波ブックレット)を上梓しました。2022年2月、山形平和集会で日本国憲法について話す機会があり、そのすぐあとから始まったウクライナに対するロシアの侵攻と並行して憲法について考えてきたことをまとめたのが今回のブックレットです。
そこでは『暮らしの中の違和感を手放さない、放置しない』『ローカルとグローバル』といった視点を通じて、憲法を絶対不変のものと考えるのではなく、ローカルな現場における実践を通じて、憲法理解を更新させ、グローバルな普遍につながる回路をさぐりました。講演では、ブックレットで私が考えてきた憲法理解の更新をめぐって話をします。」
★<ブックレット目次>
はじめに――人びとを分断する歴史/つなぐ文脈
第1章 大阪のオモニ――夜間中学の学びと東アジアの歴史
第2章 岩手のおなご――「戦争」と「女性」を地域から問う
第3章 陸前高田の保育――震災前後の日常を生きる
第4章 世界の片隅で憲法をたぐりよせる――国際社会と日本国憲法
おわりに――憲法と「つなぐ文脈」
★『朝日新聞』2023年4月29日
<著者に会いたい>
大門正克さん「世界の片隅で日本国憲法をたぐりよせる」
インタビュー 暮らしとつながる存在に