【島田叡=「沖縄の島守」像の検証企画】
平和ネットも実行委員会に入って毎年開催している2・11集会。今年は島田叡のことをテーマにして開催します。
一番注目してほしいのは『汚名-第二十六代沖縄県知事 泉守紀』の著者である野里洋さんの報告です。
「沖縄の島守」として美化されて描かれる島田知事との対比で評価が低くなることが多い、前任者の泉知事に実際に会われて取材された経験なども踏まえて、昨今の島田叡の描かれ方について感じられていることを語ってもらいます。もちろん、川満彰さんや山口剛史さんの報告も要注目です。
<2023「建国記念の日」に反対する2・11沖縄県集会>
日時: 2023年2月11日(土/祝) 14時~16時半
会場: 教育福祉会館3階ホール
●テーマ: 島田叡・「沖縄の島守」像を検証する-何が問われるべきなのか
昨年公開の映画「島守の塔」においても島田叡の人柄を称える一面的な描かれ方が見られたことから、あらためて議論が起こりました。近年続く島田叡顕彰の動きは、彼の知事としての役割や判断・責任を問うことなく、人柄や一局面での部分的な言葉を強調することで、結果的に沖縄戦の実相を覆い隠すものとなっています。そうした動きに対して何を問い、どのように次世代に伝えていけばよいのかを皆さんと考えたいと思います。
●報告:
①野里 洋(元琉球新報論説委員長)
「『汚名-第二十六代沖縄県知事 泉守紀』の著者として」(約 40 分)
②川満 彰(沖縄戦研究)
「二人の知事の北部疎開をめぐる判断から考える」(約 20 分)
③山口 剛史(琉球大学教育学部)
「沖縄戦の戦時行政を考える実践より-ウクライナと沖縄戦を比較して」(約 20 分)
※報告のあとに報告者や参加者を交えての討議を行います。
●参加費:無料