※「杉原こうじのブログ」から転載
2022年 05月 16日
5月15日午後、「沖縄「復帰50年」を問う ウチナーイクサバやナランドー 軍事基地は出ていけ!デモ」が行われました。主催は、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック。
集会に当たって呼びかけられた5.15メッセージに121団体(NAJATも)が賛同。集合地点の日比谷公園霞門には、既に多くの人々が集まり、ノボリが林立していました。
出発前の集会では、青木初子さんが主催者あいさつ。
「97.4%の地に住んでいる皆さんに言いたい。沖縄の軍事植民地化を許しているのは皆さんだ。沖縄への差別政策をやめろと闘っていく」
沖縄から駆けつけた山城博治さんが怒りのスピーチ。
「岸田政権は「台湾に近い沖縄が戦場になるのは当然だ」との世論作りに懸命だ。ふざけるな、ただじゃ置かんぞ。何度沖縄を踏みにじるのか。怒りが炸裂しないわけにいかない。ロシアは怖いぞ、中国は怖いぞ、米軍に反対するなと言うが、一番怖いのは東京の国会にいる人たちだ」
出発前に、「今日のコースは故・翁長雄志知事を先頭に歩いたあの日と同じです」とアナウンス。ヘイトスピーチを浴びたコースだといいます。
2グループに分かれたデモ隊は、歌やコールを交えながら銀座方面へ。
辺野古の埋め立て工事をやめろ!
宮古島にミサイル基地はいらない!
石垣島の自衛隊基地建設をやめろ!
琉球列島の軍事要塞化反対!
沖縄を軍事植民地にするな!
安保の負担を沖縄だけに押し付けるな!
これ以上沖縄を利用するな!
沖縄をイクサバにするな!
辺野古新基地建設を中止しろ!
軍隊は住民を守らない!
これ以上沖縄を犠牲にするな!
「50年前、全国の58.7%だった沖縄の米軍基地は、現在、70.3%にまで増えた。自衛隊もやってきた。辺野古に新基地も作ろうとしている。さらに、島じまにミサイル基地まで建設している」などと宣伝カーからアナウンスも。
銀座の繁華街では、沿道からこぶしを上げての力強い応援もありました。
デモの出発前に山城博治さんが「岸田首相は何を祝うのか。沖縄県民に"寄り添う"ポーズを取るだけだ」と憤慨されていましたが、全くその通りだと思います。
沖縄を米国と日本の二重の植民地にし続け、辺野古新基地の建設のみならず、琉球弧全体を軍事要塞化しつつあります。
この日の参加者は650人。犯罪の加担者にならないため、一人ひとりにもっと出来ることがあるはずです。