杉原浩司(武器取引反対ネットワーク:NAJAT)さんのメールを紹介します。
[転送・転載歓迎/重複失礼]
待望していた映画が劇場公開されます。感染予防に万全を期したうえで可能な方はぜひ!
原作『武器ビジネス~マネーと戦争の「最前線」』(アンドルー・ファインスタイン著、上下・原書房)も合わせて!
◆映画『シャドー・ディール 武器ビジネスの闇』
1月30日(土)イメージフォーラム他にて劇場公開!
https://unitedpeople.jp/shadow/
“人を殺すための道具”である武器。戦争が続く限り需要が無限に生まれる──。莫大な利益を生む国際武器取引を暴く、衝撃のドキュメンタリー!
<戦争に資金が流れ血は金に換えられた。>
世界は武器であふれているのに、この実態は詳しく知られていない。映画『シャドー・ディール 武器ビジネスの闇』は、金と権力と個人の野望が、国家の安全保障や世界平和、人権や開発よりも優先される国際武器取引の実態を描く衝撃のドキュメンタリーである。監督は、アーティストでもある映画監督ヨハン・グリモンプレ(『ダイアルヒ・ス・ト・リー』(1997))、原作は世界的に高い評価を受けているアンドルー・ファインスタイン著『武器ビジネス:マネーと戦争の「最前線」』である。映画には、著名なジャーナリストであるエドゥアルド・ガレアーノの作品もいくつか取り入れられている。
この映画は、告発者、検察官、軍事産業関係者などの証言を通じ、武器の国際取引を取り巻く政府や軍隊、情報機関や軍事会社、武器商人や代理人の複雑な関係を浮き彫りにするだけでなく、武器ビジネスがどのように腐敗を助長し、外交や経済政策を決定づけ、民主主義をないがしろにし、果てしない苦悩をもたらすのかを明らかにする。最終的に、戦争の真の代償、武器取引の仕組み、いかに戦争兵器が市民の安全を確保するのではなく市民に向けて使われるようになるのかを暴いていく。この映画は、現実の闇に光を当てることで戦慄の実態を赤裸々に晒しているが、それはよりよい未来の構築を切望してのことである。
監督:ヨハン・グリモンプレ(『ダイアルヒ・ス・ト・リー』(1997))
原作:アンドルー・ファインスタイン著
『武器ビジネス:マネーと戦争の「最前線」』(上下・原書房)
脚本:ヨハン・グリモンプレ、アンドルー・ファインスタイン
配給:ユナイテッドピープル
90分/2016年/アメリカ、ベルギー、デンマーク