※木元茂夫さんのfacebookからの転載です。
イージス艦ひしめくジャパンマリンユナイテッド磯子工場
磯子工場には、艤装工事中のイージス艦「はぐろ」(DDG180)、大改装中の「きりしま」(174)、これに12月7日「まや」(179)が加わった。さらに、空母に改装中の「いずも」(DDH183)と、4隻の大型艦がひしめいている。逆に横須賀基地には現在、大型艦艇は一隻もいない。こんなことは、かつてなかった。
あえて、私の推測を述べれば、「きりしま」は長距離ミサイルSM-6搭載のための垂直発射装置(VLS)の交換、「まや」は「共同交戦能力」発揮のための装備の搭載、そう考えざるをえない。
12月10日付「朝日新聞」は、「敵基地攻撃能力保有記さず-抑止力強化期限設けず検討-長距離ミサイルは開発へ」という見出しの記事を掲げた。来年度の防衛予算で海自は743億円という空前の弾薬購入費を計上している。しかし、どんなミサイルを購入するのかは何も明らかにされていない。弾道ミサイルにも、航空機からの攻撃にも対応でき、対艦、対地攻撃もできるSM-6が最有力候補。
どうやらイージス艦2隻の追加建造が近く閣議決定されそうな気配。建造費はSPY-7という最新のレーダーを使用するため2000億円を超えるのでは、と報道されている。
自衛隊の攻撃能力の増強は、休むことなく続いている
写真1 イージス艦「まや」(手前)と「はぐろ」
写真2 空母に改装中の「いずも」
写真3 大改装中のイージス艦「きりしま」