国民民主が改憲条文イメージ発表 9条2項「最小限度の実力組織保持」など提案
毎日新聞2020年12月7日
国民民主党は7日、党独自の憲法改正草案の策定に向け、条文イメージを明記した論点整理を発表した。9条改正を巡っては、戦力不保持などを定めた同2項を「武力行使のための必要最小限度の実力組織に限り、これを保持することができる」とする案など2案を示した。新たな人権「データ基本権」の保障も打ち出した。
9条改正は、2項に「実力組織の保持」を盛り込む案と、2項を維持する案を併記。その場合、新設する3~4項で「必要最小限度の戦力を保持することができ、当該武力行使に必要な限度内において交戦権の行使に当たる措置をとることができる」などと記した。
データ基本権については、憲法13条(個人の尊重)に「すべて国民は、サイバー空間を含め、個人として尊重されること」などと加える案を例示した。憲法24条に同性婚を認める規定も盛り込んだ。(以下略)