オスプレイ監視活動速報 No.272(2022.8.24)
6月22日にNo.271を発行して以来、家庭等の事情により、発行することをサボってしまいました。各地からの情報はメモしてありますので、次の機会に記載したいと思います。ご容赦ください。
本日は、オスプレイの訓練(演習通報)についての報告と、「104訓練」についてお知らせします。
既にご存知でしょうが8月17日、米空軍はCV-22オスプレイの事故が相次いでいることを受け、全機52機を当面地上待機させることを明らかにしました。横田基地配備の6機を含めてということです。
広報担当のヘイス中佐は、時事通信の取材に対し、声明で「われわれは今後、産業界のパートナーなどと協力してこの問題を完全に理解し、リスク管理対策を講じる予定だ」と説明し、同時に「最終的な目標は、長期的に実行可能な物理的解決策を決定することだ」とも述べました。 (時事通信社8月18日6時57分配信の記事より一部を転載)
これは、明らかにオスプレイの構造的欠陥を示しています。にもかかわらず、機体の構造がほぼ同じMV-22オスプレイの訓練については米海兵隊は飛行を継続しています。
それは、東富士演習場の「演習通報」でも、CV待機発表後も「5機のオスプレイが演習場全域で離発着訓練を行う(空挺降下を含む)」の内容は継続しています。
日本に配備しているMV-22オスプレイ24機と陸自V-22オスプレイ9機についても、直ちに訓練を中止し、配備そのものを撤回すべきです。
つぎに、8月28日から計画されている東富士演習場での「104訓練」についてです。
今回の「104訓練」の概要は次の通りです。
実施部隊 第12海兵連隊第3大隊(中隊レベル)
人 員 約330名
車 両 約70両 155mm榴弾砲 6門
日 程 8月下旬 キャンプ富士に到着
8月28日~9月6日 (うち8日間)
9月中旬 キャンプ富士を出発
前回の「104訓練」では、HIMARSが参加したため、車両70両に含まれているか、御殿場市役所担当課から防衛省に尋ねたところ、「今回は、HIMARSは含まれていない」という回答を得た。しかし、監視活動でこの点を確認しながら、新たな砲撃訓練が行われないかを監視していきます。
8月18日(木)午後 南関東防衛局は滝ケ原廠舎(しょうしゃ)内に「104訓練現地対策本部」を設置
8月19日(金)午後 第1陣 20名がキャンプ富士に到着。
8月22日(月)午後 第2陣 約120名がキャンプ富士に
15:57 チャーター便ハワイアン航空が横田基地に着陸 沖縄から兵員を運ぶ
17:24 ハワイアン航空が横田基地を離陸。降りた兵員はキャンプ富士に移動。
横田基地の情報は、監視員からの直接の情報及びYOKOTAJOHOブログより作成しています。
岩国基地の情報は「岩国基地の拡張・強化に反対する広島県住民の会」からの情報です。
厚木基地の情報は「厚木基地周辺住民の会」からの情報です。
陸自オスプレイの動きについては、千葉県平和委員会とも連絡を取っています。
オスプレイに反対する東富士住民の会 事務局長 渡邊希一