奄美、宮古に駐屯地新設/陸自改編
南西諸島防衛を強化
2019年3月26日(火) 8:54 宮古毎日新聞
陸上自衛隊は26日、鹿児島県・奄美大島と宮古島に駐屯地を新設する。南西諸島防衛の強化が目的で、有事の初動対応を担い、作戦の拠点や中継地点にもなる。陸自は中国の軍事脅威に対応するための組織改編を続けている。
奄美大島に配置されるのは、地対空・地対艦の両ミサイル部隊と警備隊で計約560人。宮古島も同様の部隊編成だが、今年度は警備隊のみ約380人を置き、両ミサイル部隊は来年度以降に配置。最終的に700~800人規模とする。
南西諸島防衛における陸自の組織改編では、2016年に与那国島に沿岸監視隊を新設。18年には離島防衛の専門部隊として、水陸機動団を長崎県に配置した。石垣島でも今月、駐屯地開設のための工事が始まっている。