沖縄テレビ2022年6月15日 水曜 午後7:20
アメリカ軍の2016年の調査で普天間基地の消火訓練場の周辺の水から安全とされる国の指針値の576倍もの汚染物質・PFASが検出されていたことがわかっています。
この調査結果は4年前の報道により明るみに出ましたが先月30日の国会で防衛省は未だ「アメリカ側に問い合わせている」としていました。
そして、14日になって、岸防衛大臣は4年前には調査結果を確認していたことを明らかにしました。
▽岸防衛相
「2018年に報道があった際に、米国の情報公開制度に基づいて開示された文書が、米側のホームページ上に公開されていることを確認いたしております。」
日本政府は4年前に基地内で深刻な汚染が起きている事を示す数値を把握していながら公表していなかったことが浮き彫りとなりました。
公表してこなかった理由について防衛省は「アメリカ側から正式に調査結果を受け取っているわけではない」としています。
この結果を受け、沖縄県は普天間基地への立ち入り調査を求めていますが3年が経つ今も実現していません。