「日本版海兵隊」と米軍、沖縄で初の共同訓練 陸自の水陸機動団・米海兵隊・海軍
2020年2月9日 18:13沖縄タイムス+
在沖海兵隊は9日、「日本版海兵隊」とも言われる陸上自衛隊の離島防衛専門部隊「水陸機動団」(長崎県)との共同訓練を沖縄県のブルービーチ(金武町)で報道機関に公開した。水陸機動団と米軍の沖縄での共同訓練は初めてで、1月25日から実施している。
米軍は海兵隊と海軍が参加。沖合の揚陸艦3隻からボートに乗った米兵と自衛隊員がブルービーチに上陸。敵地を制圧した後にホーバークラフト型揚陸艇(LCAC)で運んだ最新鋭の高機動ロケット砲システム(HIMARS、ハイマーズ)を地上に展開した。
訓練は13日までの日程で陸自は60人、米軍は2500人が参加。陸自隊員が偵察用ボートとともに米艦艇に乗艦し、船から出動、収容、上陸を訓練する。
水陸機動団は2018年度に鹿児島県種子島で米軍と共同訓練を実施。日米の軍事一体化や、対中国の緊張感を高めるとの指摘もある。政府内には、将来的に沖縄に配備する構想もある。