※以下、「緑の党神奈川のブログ」から転載させていただきます。
http://midorikanagawa.net/2020/08/10/post-399/
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◎7/31~8/4 宮古島弾薬庫阻止座り込みに参加して
2020.08.10 佐藤茂伸(横浜市戸塚)
一触即発が明日にでも・・・!?
琉球弧の島々に巨大な軍事施設が続々!
マスコミが伝えて居ない・・国民が知らないうちに!
はじめに
昨年12月は神奈川から3人で参加、4月に再び5人で参加する予定がコロナ禍のため中止。今回も4人で行く予定がコロナ禍急変で、結局は佐藤ともう一人の参加、しかも日程を短縮せざるを得なかった。成田からLCC出発ロビーに並んでいると、なんと知り合いの軍事ジャーナリストの小西誠氏と会い、到着後は氏の同行許可を得て、旅は道連れの行動方針。復路便も一緒となり、私は情報などの収穫が豊富な旅程だった!感謝。
1 やはりここも猛暑だがそよぐ風は心地よい
成田から3時間、降りた所は宮古島の隣の島、下地島しもじしま空港。ここは滑走路3,000メートルの元パイロット訓練飛行場。今は民間空港としても一日数便しかなく、宮古島市長など地元保守派はこれを軍事空港化に要望し、琉球弧の兵站の拠点化を狙う。しかし1971年、当時の屋良沖縄県知事と政府による、「民間機以外の使用はしない」の取り決めは今ももちろん生きている。この取り決めは絶対に守らせよう!それにしても宮古島の海は美しい。海の色がグラデーション。日本一の美しさ。宮古島には山が無いから、したがって川が無いから、海に赤土などが流れない。特に顕著なのは台風時にも海は綺麗だった(滞在中に台風が近辺に迫ったため確認できた。)
2 宮古島市保良(ぼら)地区の弾薬庫建設
この巨大なミサイル弾薬貯蔵所は、約400人が住む保良地区まで僅か200メートルしかない。万一の事故時、地区全体が吹っ飛ぶ危険性がある。有事では一番先に狙われるのが弾薬庫だから、これらは明らかにジュネーブ条約違反(別記に説明)!
昨12月に訪問した時は土盤の整備だけだったのに、今は4階建ての骨組みまでできていた。急ピッチ作業は驚きだ。だが、下地博盛夫妻を中心とした現地の人々は毎日朝8時半~5時まで座り込みして、ダンプを20分から30分も止めている凄い闘いをしている。保良での闘いはこの日が丁度300日目。そのため軍事ジャーナリストの小西誠氏を東京から招き、住民勉強会が開催された。
保良 上空から
弾薬庫・保良 トラックを止めている!
3 宮古島市千代田の駐屯地は巨大なミサイル基地
駐屯地本部の建物と隣接する家族宿舎がほぼ出来ていた。駐屯人員は約750名と家族。万一の時はに狙われるのに、人口が5万5千人もの島にミサイル基地はあり得ない!住民無視の愚かな政策!
地対艦ミサイルを飛ばしたら分離したブースターは落ちて民家に!! 安全な場所を選ぶ事はできない。
そう、秋田のイージスアショアと同じ理屈だ。だから千代田にミサイル基地は置けない。さらに、防衛省は千代田に弾薬は置かない言明していたのに、実は置いていたと嘘を認めた。それを撤去すると釈明しているが、まだ撤去は確認されていない。おそらくまだその場にあるのだろう。約束違反は許せない。地元住民の怒りは収まらない。