2023年03月07日 八重山毎日新聞
18日には弾薬類搬入
陸上自衛隊石垣駐屯地(仮称)に搬入された迎撃用ミサイル発射機などの車両は6日、上空からも確認された。車両約150台は5日午前、仮置きされていた石垣港を出発、新設された進入路を通って駐屯地に入った。整備場のほか火薬庫前に駐車している。
駐屯地は車両約200台、人員約570人の規模。16日に開設の見通し。ミサイルを含む弾薬類は18日に移送され、火薬庫に搬入されるとみられる。
空撮の状況からは隊庁舎、食堂・福利厚生施設、医務室、警衛所、哨所、車両整備場などは完成したとみられる。火薬庫は全4棟のうち3棟が確認され、隣接地に残る1棟が整備される見通し。
ほかに射撃訓練などを行う屋内施設の覆道射場、グラウンド、練習場などが未整備となっており、防衛省は火薬庫とグラウンドについて23年度に整備するため新年度当初予算案に53億円を盛り込んでいる。