2021/11/24 09時01分宮古新報
宮古島海上保安部は22日、高野漁港南の海岸でレジャー用の小型船が沈没したと発表した。船名は「あやなみ」で、同日陸上自衛隊宮古島駐屯地の自衛官が訓練のためにチャーターしていた。船長から118番通報はなく、海保の航空機がパトロール中に偶然発見したという。乗員にけがは無いが、宮古島海上保安部は航行中に船のトラブルがあった場合は速やかに118番通報するよう呼び掛けている。
海上で船の位置を測定する訓練のため、民間の船を借り上げて使用した。宮古島駐屯地によると、こうした訓練は日常的に行われているという。60代男性の船長と40代男性自衛官、60代男性の同乗者を乗せ午前10時ごろ高野漁港を出港。天候が悪化したため引き返そうとしたが、同漁港防波堤付近で燃料切れになり航行不能となった。「あやなみ」はいかりを下ろし、乗組員3人は船長が手配した漁船によって救助された