日本会議八重山支部が発足 尖閣問題や歴史教育で活動
1/30(土) 11:05八重山日報
「誇りある国づくり」を掲げる日本会議の沖縄県八重山支部(浦崎肇支部長)が発足したことが29日までに分かった。八重山が直面する尖閣諸島問題の発信、自虐的な歴史観の是正などに取り組む方針を示している。浦崎支部長(59)は「一人でも多くの人たちに活動を知ってほしい」と意気込んだ。
県内では8番目の支部で、メンバーは23人。昨年11月28日に石垣市内で設立式を開き、今年1月20日の県本部役員会で支部発足が報告された。
設立趣意書では尖閣諸島問題に関し、沖縄は中国による覇権主義の脅威にさらされ続けているとの認識を示した。誤った歴史観の蔓延(まんえん)が県民を分断していると批判した。
その上で、八重山での憲法改正運動、正しい歴史教育、安全保障に関する啓蒙(けいもう)などを通じ、保守層の掘り起こしを進める考えを示した。
初代支部長の浦崎氏は、レストランシアター「あじ彩石垣島」(石垣市大川)の代表取締役社長を務める。取材に対し「日本人であること、沖縄に生まれたことに誇りを感じ、自虐的な歴史認識に憤りを感じている。尖閣諸島の領有権を主張する中国に対抗するためにも、日本会議は必要な組織だ」と強調。
支部メンバーを「50人くらいに増やしたい」とも語った。国旗掲揚などの運動も進めるとした。
2月11日の建国記念日に合わせた行事も検討していたが、新型コロナウイルスの影響で見送った。
支部には石垣市議8人も加わっている。支部長以外の主な役員は次の皆さん。
▽副支部長・大濱達也(筆頭)、東内原とも子▽幹事長・砥板芳行▽事務局長・山盛陽平▽名誉顧問・西銘恒三郎(衆院議員)▽顧問・大浜一郎(県議)