2023/01/03 08:20南日本新聞
南日本新聞が実施した安全保障関連3文書に関する鹿児島県内首長アンケートでは、政府が保有を決めた反撃能力(敵基地攻撃能力)となる長射程ミサイルの地元配備について、中種子町、宇検村、瀬戸内町、伊仙町の4町村長(9.3%)が賛成と答えた。
反対は西之表市、大崎町、屋久島町、大和村、与論町の5市町村(11.6%)。鹿屋市など31市町村(72.1%)は「仮定の話でコメントできない」などとして、「どちらとも言えない」とした。
反撃能力は12式地対艦誘導弾の長射程化などで保有する。現行の12式が陸上自衛隊瀬戸内分屯地にある瀬戸内町は、長射程化が「他国からの攻撃の抑止になる」と賛成し、「防衛省による具体的な説明が必要」と求めた。中種子町、宇検村、伊仙町は国が適地とした場合、防衛力強化のために受け入れると回答した。(以下略)
