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2.26緊急集会でのスピーチ全文、参考まで。
皆さんこんにちは、泉川と申します。黒い車の皆さんも応援ありがとうございます! 彼らのスピーカーもきっとメイドインチャイナでしょうね
私は個人として、平和憲法をもつ主権者の一人として、また650年以上にわたって中国と平和的、友好的につきあってきた琉球人の子孫として、この流れを止めたいと思っています。
私の故郷沖縄はかつて戦場となりました。沖縄戦はなぜ起きたのでしょうか? それは日本が中国を侵略したからです。中国からの撤退を迫ったアメリカ等の要求を日本は拒否し、真珠湾を奇襲して太平洋戦争の戦端を開きました。その最終局面が沖縄戦です。つまり、日中戦争と沖縄戦は一本の線でつながっており、国家の関係で考えれば沖縄は心ならずも加害の側でした。一方、住民の立場で考えれば沖縄の人々は中国の人々と同じく被害者です。「ノーモア沖縄戦」を願う私たちは、いまこの場で「ノーモア日中戦争」を誓いあいましょう!
日本は戦後、深い反省の上に立ち、1972年に「日中共同声明」を発表して国交正常化を成し遂げ、1978年には「日中平和友好条約」を締結し、二度と戦争をしないと誓いあい、平和共存の道を歩んできました。現在日本と中国の貿易額は奇しくも政府が5年間で計上するとしている防衛費と同額の43兆円に上り、すでにお互いがかけがえのないパートナーになっています。戦争をせず、ともに豊かになってきたのです。これが私たちの現実であり、日中間の問題は対話で解決していくしかありません。
琉球の時代、中国との交流は喜びをもたらしてくれるものでした。『唐船どーい』は中国から那覇港に着いた交易船を見たくて一目散に走っていく人々の興奮ぶりを歌っています。沖縄戦を生き延びた人々は複雑な気持ちを『艦砲ぬ喰ぇー残さー(艦砲射撃の喰い残し)』に託して歌いました。私たちは「ミサイルぬ喰ぇー残さー」を生み出してはいけません。喜びの歌を生み出していきましょう。
ありがとうございました!