2023年8月11日 05:25琉球新報
世界自然遺産登録地に隣接する本島北部の米軍北部訓練場の返還跡地で、2016年の返還以降に回収された廃棄物が、空包類約5万2千発、大型鉄板263枚1万4千キロに上ることが沖縄防衛局のまとめで分かった。跡地利用特措法に基づく土壌汚染調査の支障除去作業で、22年度までにかかった処理費用は約7億円に上る。
空包類や鉄板などのほか瓶や缶、プラスチックなど1万7千キロも回収されている。返還後も大量の米軍廃棄物が散在し、日本政府が回収や処理を継続している現状がある。(以下略)