鹿児島県十島村・臥蛇島で日米共同訓練 10月から11月
[09/25 21:38]MBC
鹿児島県十島村の無人島・臥蛇島で、自衛隊とアメリカ軍が離島の奪還を想定した共同訓練を行うことが分かりました。
これは自衛隊統合幕僚監部が25日に発表したものです。臥蛇島での訓練は、10月26日から11月5日にかけて日本周辺の海域や空域などで実施される日米共同演習「キーンソード21」の一環で行われます。
演習全体で、自衛隊からおよそ3万7000人、艦艇20隻、航空機170機が、アメリカからは太平洋軍や在日米軍などおよそ9000人が参加します。
このうち臥蛇島では離島の奪還を想定した訓練が行われ、自衛隊の水陸機動団と護衛艦ひゅうがなどおよそ1500人と、アメリカ軍の海兵隊およそ200人やオスプレイが参加します。
種子島でも自衛隊の訓練が行われるということです。
日米共同訓練は、2018年に種子島、2019年に奄美大島、今年1月に湧水町とえびの市にまたがる霧島演習場で行われていて、この3年間で県内で4回目となります。
今回の共同演習は、日米の相互運用を高めることなどが目的で、水陸両用作戦やサイバー攻撃の対処などのほか、宇宙の状況を監視する訓練を初めて行うということです。