「いんしゃあ かなす」さんのfacebookからの転載です。
「羽鳥のモーニングショー」で、尖閣の緊張を特集していた。
この番組は、原発問題、コロナ関連、政権批判などについて、比較的まっとうな見解を披露したりするんだけど、今日の尖閣問題の「認識」は、問題の〈地元〉から見るとフジサンケイグループと変わらない、全くいただけない論調だった。
放送中にラインで意見をやり取りできる番組なので、「石垣の漁船は漁業実態のない右翼的な市議を乗せて行った挑発的な行為である」「第一列島線上の島々の軍事化をよく取材してほしい」「二大大国の狭間で、米軍の戦争に追随して従軍していく自衛隊の基地建設の実態」などラインしたけれど、取り上げられる訳もなく。
中国海警法への脅威だけが強調されているのは、NHKのみならず民放全ての傾向だ。
国防と天皇制に関しては、ほとんど全てのメディアは、民衆の側には立たない、批判的視点を持たない。
今日感じた私達への脅威は、「尖閣で生まれている緊張を注視していこう」というアナウンサーの締めくくり方だ。
お茶の間にまで入り込んでくるほど、米中の一触即発の緊張が存在している事実と、それをさりげなく一般市民に伝えるサブミリナルメッセージではないのか?と。
実際、南東アジアに米英仏独豪の艦船が集結、訓練している事態が背景にあることが、不気味だ。