2023年05月08日 八重山毎日新聞
【与那国】防衛省が将来的な地対空誘導弾(ミサイル)部隊配備に必要な用地として取得を予定している駐屯地東側の土地約18㌶に、埋蔵文化財の「伝サガムトゥ村遺跡」(集落跡)が含まれていることが7日までに分かった。遺跡は取得予定地の北側の一部に分布している。文化財保護法上の手続きとして事前の届け出のほか、場合によっては発掘調査が必要となることから、ミサイル配備計画に影響する可能性がある。
同遺跡は16世紀後半から17世紀のもので、比川集落と久部良集落を結ぶ道路に南接する丘陵にある。標高30㍍の大地に立地し、遺跡北側の崖下には水田がある。(以下略)