陸自配備計画 流域の汚染など懸念 改めて工事中止求める 市民連絡会
2019年12月27日八重山毎日新聞
石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会の共同代表らは26日、石垣市登野城の事務所で防衛省と石垣市に提出していた質問・要請の回答について会見し、改めて工事の中止を求めた。
同会は水問題について、宮古島市では駐屯地建設が予定されていた大福牧場は駐屯地で使用される化学物質による地下水汚染などが懸念されることから市や議会が建設不可とし、防衛省が断念したことを例に挙げ、石垣市も防衛局から化学物質の情報提供を受けるべきだと強調した。
また、排水に含まれる化学物質が防衛省が設置する浄化槽や油分離槽などですべて処理できるか不明とし、流域の汚染を懸念した。
予定地周辺でカンムリワシが繁殖していることから、営巣期間の3月から9月の工事を中止することや、土質調査や磁気探査の調査結果の公表なども求めた。(以下略)