政府・沖縄防衛局が「南部地域からの土砂調達」を開始したことに対して、沖縄の人たちは「遺骨混りの土砂を辺野古埋立に使うことは戦没者を冒瀆するものだ。」と抗議の声を上げています。
以下、北上田さんの報告を紹介します。
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3月1日(月)、ついに「ガマフヤー」の具志堅隆松さん達が沖縄県庁前でハンストに突入した。
ハンストの要求項目は次の2点。
1.沖縄防衛局は遺骨が混じった南部地区の土砂を辺野古埋立に使用しないこと。
2.知事は今回提出されている魂魄の塔横の鉱山開発届について、自然公園法第33条2項に基づいて中止を命じること。
午前8時半からハンストに突入。初日ということもあって、朝から大勢の人たちが県庁前に集まってきた。
具志堅さんのハンストを支援しようと、宗教者ら5名の方も同時にハンストに入った。
辺野古から島袋ふみ子さんも来られた。ふみ子さんも糸満市出身。戦争当時の壮絶な体験を話していただいた。
参加者、そして県議の挨拶でも、「身内が戦争当時、南部地区で死んだが、今も遺骨は戻っていない」と言われる方が
何人かいた。
「骨壺には石が入っているだけです」と言われたが、そのような方たちにとって、南部地区の遺骨混りの土砂を
辺野古埋立に使うという今回の計画は、まさに「ご先祖を冒瀆するもの」であり、絶対に許せないのだ。
ハンストは当面、土曜日までの予定。具志堅さんたちは夜も、当初の予定を変更して県庁前広場に泊まり込む。
なお、具志堅さんのハンストに連帯して、東京、京都、そしてニューヨークでも取組が予定されている。
具志堅さんの決意は、大きな反響を呼んでいるのだ。