瀬戸内町の無人島・江仁屋離島で今月10~21日、海上自衛隊と陸上自衛隊が、航空機の夜間飛行を含む各種訓練を実施していたことが28日、分かった。防衛省統合幕僚監部が明らかにした。県、瀬戸内町、奄美市には事前に説明していたという。
統幕によると、訓練は全国各地で行われた陸海空の自衛隊統合演習の一環。奄美大島では10~21日、警戒監視や情報収集などを任務とする海自第31航空群(岩国航空基地)と、全国の陸自部隊をまとめる司令塔・陸上総隊が参加。海面に着陸し離陸できる、海自の救難機US2のほか、陸自の多用途ヘリUH60JA、陸自最大の輸送機CH47JAなどを使い、救難訓練や人員捜索、山での行動能力を鍛える訓練などを江仁屋離島で行ったという。12、13日は夜間飛行も行った。参加した人員規模について、統幕は「運用の細部に関わるため言えない」として明らかにしていない。