石橋みちひろさんのfacebookからの転載です。
◎超党派「沖縄等米軍基地問題議員懇談会」第4回総会を開催〜石垣島/宮古島の自衛隊ミサイル基地・弾薬庫建設問題を協議(3月5日)
3月5日(金)朝、私が事務局長を務めている超党派「沖縄等米軍基地問題議員懇談会」の2021年第4回目の総会を開催し、石垣島や宮古島で建設が強行されている陸上自衛隊駐屯地(ミサイル基地)や弾薬庫の建設問題を協議しました。
それぞれ、建設工事の進捗状況を確認しつつ、いずれの自治体でも住民が求めている説明会がまったく開催されていない問題や、「国民保護計画」の改定が手つかずである問題、さらには石垣島の工事区域周辺に生息する絶滅危惧種カンムリワシ等の保全の取り組みが不十分である問題などを取り上げ、防衛省・環境省からヒアリングを行いました。
私たちは、毎回事前に、担当省庁に質問を送り、書面での回答と関連資料の提出をお願いしています。ところが残念極まりないのですが、毎回、省庁からの回答ははぐらかし、誤魔化しの連発・・・。資料も肝心なものは出てこない・・・。そして今回も、各省庁からの回答は、到底、評価できるものではありませんでした。
その中で、この日、特に議論になったのが、国民保護計画の改定が行われていない問題です。石垣島と宮古島に配備される中距離地対艦/地対空ミサイルの発射装置は、移動式で、理論上は、島内のどこからでも発射できます。では、そのような緊急事態/有事に際して、島民はどこへ逃げればいいのでしょうか? 誰が、どこへ避難誘導し、島民はどうやってそこへ避難するのでしょうか?
防衛省にそれを聞くと、島民の避難は「国民保護計画」で各自治体が定めることになっていると言うのです。では、今回のミサイル基地建設に合わせて「国民保護計画」が改定されたのか、されるのか?と、私たちは二年前から防衛省に質問しています。しかし現時点で、未だに改定はされておらず、具体的な検討さえ進んでいないというのです。