※東京の杉原浩司さん(武器取引反対ネットワーク:NAJAT)のメールからの転載です。
3月27日午後、東京で「やめろ!敵地攻撃大軍拡馬毛島に軍事基地をつくるな!3.27集会&防衛省デモ」を行いました。主催は「大軍拡と基地強化にNO!アクション2020」。
文京シビックセンターでの集会では、種子島から駆けつけてくださった三宅公人さん(馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会会長)が、「自衛隊に対する立場は様々だが、馬毛島への米軍FCLP(空母艦載機陸上離着陸訓練)反対の一点で活動している。かつて『馬毛島に犬を入れるな』と言われたが、今も貴重なマゲシカが生息している。種子島には8000頭の牛がいて騒音に敏感だ。現行の仕組みのもとで、鹿児島県知事や西之表市長に止める権限がないのが実状だが、手立てはまだある。人殺しのための騒音はいやだ。署名や国会・知事・米国への働きかけなどをしていきたい」と講演。
その後、三宅さんも参加して、約70人が馬毛島への基地建設反対を掲げた首都圏初のデモを敢行。防衛省前で菅首相、岸防衛相、茂木外相あての要請書「大軍拡予算とあからさまな『対中包囲網』加担に抗議する」を提出しました。
【YouTube】やめろ!敵地攻撃大軍拡 馬毛島に軍事基地をつくるな!集会&防衛省デモ
(集会編)[撮影:KENさん]
https://www.youtube.com/watch?v=4KZkV1f3P0w
(防衛省デモ編)
https://www.youtube.com/watch?v=lUyvloKnB5Y&feature=youtu.be
---------------【意見書提出の呼びかけ】--------------
ここからは緊急の呼びかけです。
馬毛島の米軍・自衛隊基地建設のために、防衛省は海上ボーリング調査と環境影響評価(アセスメント)を強行しています。
地元種子島の「馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会」などが、「環境影響評価(アセスメント)・方法書」に異議申し立てをするために「意見書」の提出を呼びかけています。
全国から一通でも多くの「意見書」を提出して、防衛省による地元の民意を無視したやりたい放題に待ったをかけましょう。
★期限の【4月1日(木)】が迫っていますので、大至急、意見書を書いて提出してください!!!
※「馬毛島基地建設を阻止して、琉球弧の軍拡を止める大きな足がかりをともに創りましょう!」(前西之表市議の和田香穂里さんより)
<ご参考>
【意見書案】
・米軍や自衛隊機の騒音の人間や家畜への影響がきちんと評価できません。
・米軍機が飛行経路を大きく逸脱することが想定されていません。
・外周道路が環境アセスメントの対象外になっています。対象にすべきです。
・馬毛島の固有種であり、環境省のレッドリストに登録されているマゲシカの絶滅につながります。
・外周道路を造れば、国の天然記念物に指定されているオカヤドカリなど、貴重な海岸生物の多様性が損なわれます。
・夜間訓練を行うと、光に敏感で馬毛島を産卵場にしているアカウミガメやアオウミガメが上陸をやめたり、産卵しないなどの悪影響が出ます。
・既に強行されている海上ボーリング調査を含めて、基地建設は、とこぶし、きびなご、あおりいか、伊勢えびなどが獲れる豊かな漁場を破壊します。
・基地運用後の大気汚染についても評価すべきです。
・欠陥だらけで始めに基地建設ありきの方法書は出し直すべきです。
・基地建設を前提とした環境影響評価自体が茶番であり、中止すべきです。
・環境アセスメントをしようがしまいが、基地建設によるマゲシカの絶滅などの取り返しのつかない自然破壊は不可避です。基地建設自体を中止すべきです。
・21世紀の今日、地元の反対を押しつぶして、まっさらな島を丸ごと米軍と自衛隊のための軍事基地にする暴挙はただちにやめるべきです。
※短いものでも構いませんので、思いを記して、提出してください!
【提出先】
〒862-0901 熊本市東区東町1-1-11 熊本防衛支局 建設計画官付
TEL:096-368-2173 FAX:096-368-6970/電子メール ks-km-tyoutatsu@kyushu.rdb.mod.go.jp