宛先:総理大臣、防衛大臣、外務大臣、文部科学省大臣、厚生労働大臣、環境大臣
私たちが求めているものは、「子どもたちの安心安全な学校環境」です。普天間の子どもたちが、安心安全に学校で学び遊べるよう、皆様の力をかしてください!
【要望】
① 学校上空(普天間小、普天間第二小、緑ヶ丘保育園)の飛行禁止
② 日本政府、 沖縄県、宜野湾市の責任において、普天間第二小学校内の土壌調査の実施及びPFAS汚染特定箇所の土壌の入れ替えを行うこと
③ 普天間基地周辺の子どもたちを取り巻く空・土・水の安全を保障すること
【あきらめるわけにはいかない!4度目の政府要請へ!】
私たち「#コドソラ」は、普天間基地周辺で子育てしているママたちの小さな集まりです。きっかけは、2017年12月に子どもたちが通う「緑ヶ丘保育園」と「普天間第二小学校」で相次いで起きた「米軍ヘリ部品落下事故」。その事故を受け、「保育園上空の飛行禁止」を求めて、事故から3か月後に、約14万筆の署名を集め、政府要請活動を行いました。行政や多くの政治家とも何度も何度も何度も面談してきました。しかし、事故から5年を迎える現在でも危険性は変わりません。私たちはここであきらめるわけにはいきまん!子どもたちの安心安全な学校環境を求め、12月に4度目の政府要請を行います。署名はその際に提出いたします。(署名締め切り→11月30日)
【空だけでなく水も土も危険……。その上、誹謗中傷まで……】
落下物事故直後、米軍が落下を認めなかった緑ヶ丘保育園には、「自作自演」との誹謗中傷が相次ぎ、私たちは事故で動揺している中、誹謗中傷によっても深く傷つきました。また、私たちが子どもたちの空の安全を求めて活動していく中で、普天間第二小学校では、米軍機から避難するための「避難シェルター」が設置されました。その後、毎日使用する水道水から米軍基地が由来とされる有機フッ素化合物PFASが検出され、衝撃を受けました。さらに、普天間第二小学校のそばに有機フッ素化合物PFASが長年にわたって流されていた事が発覚しました。市民団体が校内3か所にて土壌調査を行ったところ、米国基準の29倍に達するPFASが検出されました。現在、その汚染箇所はひもで囲われるだけで何の対処もされていません。子どもたちの発育にとって大切な「空、水、土」が危険な物となってしまい、子どもたちは常に危険に囲まれて学校生活を送っています。
【PFASとは。人体への影響とは】
PFAS(ピーファス)とは、パーフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物とよばれる化学物質の総称。「永遠に残る化学物質(フォーエバー・ケミカル)」とも呼ばれています。現在沖縄で問題になっているのは、米軍基地の泡消火剤から流出するPFASです。小児アトピー性皮膚炎やぜんそくなどのアレルギー発症リスクの増加、発達障害、甲状腺疾患、妊娠する可能性の低下や 新生児の低体重、発ガン性等が問題視されています。
●沖縄タイムス(2022.10.16)PFAS血中濃度、沖縄で全国平均の最大14倍
https://news.infoseek.co.jp/article/okinawatimes_954126447127805952/
●沖縄テレビ(2022.09.29) SDGs河川・環境シリーズPFAS世界の動向注視を
【母親として……】
自宅でも、米軍機は早朝から深夜まで上空を飛び交い、水道水からはPFASが検出されています。自宅ならもしもの時、私たちが子どもたちを守ってあげられるかもしれない。でも、学校ではそれが出来ない。せめて学校だけは安心安全に通わせたい。普天間基地周辺の子どもたちが県外の子どもたちと同じように、安心安全に学び、遊べるような学校環境のもとでのびのび育っていってほしい!それが、私たち母親のささやかな願いです。