4/23(日)琉球新報
【東京】浜田靖一防衛相は22日、北朝鮮が打ち上げを計画する「軍事偵察衛星1号機」が日本領域に落下する事態に備え、迎撃ミサイルなどの部隊を展開するため「破壊措置準備命令」を発出した。沖縄県内各地に航空自衛隊の地対空誘導弾パトリオット(PAC3)や移動通信部隊、陸上自衛隊部隊を展開する準備を命じた。関係者によると、展開先は石垣市や宮古島市、与那国町の自衛隊施設などを念頭に置いている。
2012年と16年にも北朝鮮が衛星として飛翔体を発射した際には沖縄上空を通過し、フィリピン沖に落下した。防衛省は当時、県内に迎撃ミサイルを一時展開した。県内では現時点で空自の那覇基地や知念分屯基地、恩納分屯基地にPAC3が常時配備されている。(以下略)