<内容>
司会:竹信三恵子(和光大学名誉教授・ジャ-ナリスト)
主催者代表挨拶:佐高信(共同テ-ブル発起人)
社民党党首・福島みずほ(参議院議員 )の挨拶
講談 甲斐淳二(民衆の抵抗史を語り継ぐ社会人講談師)
演目「房総・花物語―戦時下で花を守った母と子」
立憲民主党の国会議員・川内博史(衆院院議員 )スピ-チ
シンポジウム
パネリスト :
コーデイネーター・佐高信(共同テーブル発起人)
青木理(ジャーナリスト)「経済安保と公安警察」
望月衣塑子(ジャーナリスト)「武器輸出と軍需産業」
海渡雄一(弁護士)「経済安保法の狙うもの」
シンポジウムの後、質疑応答
まとめと閉会挨拶:竹信三恵子(和光大学名誉教授・ジャ-ナリスト)
参加者250名との発表がありました。
<案内>
※5.23 共同テーブル 第10回シンポジウム「経済の監視統制と軍事費大増強の危険な本質を暴く」/新作講談「房総・花物語」あり
日 時:2024年5月23日(木)開会・18:30~ 入場開始18:00
場 所:文京区民センター・3階・3A会議室
主 催:共同テーブル
参加費;1000円
本年3月に自公政権は戦闘機の輸出承認の閣議決定を強行した。
日本が作った武器で、世界の人々が殺害されてはならない。敗戦後、日本は、平和憲法を作り、その精神に則って、外国への武器の輸出を厳しく、禁止してきた。
しかるに、今回の閣議決定は、日本が、敗戦後、二度と侵略戦争は引き起こさないという決意のもと、殺傷兵器は外国に輸出しないという、戦後日本の平和の大原則を破壊する、歴史的な暴挙だ。
また、政府が拙速に、審議を進めている、経済安全保障分野に厳罰を伴う秘密保護法制を拡大する法案=経済版秘密保護法=「経済安保保護法案」は、機密の基準も曖昧で重大な人権侵害につながるものであり、あまりにも危険だ。
そもそも、中国やロシアを敵視する経済安保は、命の安全保障に反する軍事法だ。
何が秘密かを国家が決めるという意味で沖縄密約の西山事件を想起させるものであり、戦争のために電力を統制する電力の国家管理法をも連想させる。
すでに2018年に大川原化工機の社長らが軍事転用が可能な噴霧乾燥機を無許可で輸出したという無実の罪を着せられて、突然、警視庁公安部に逮捕され、11ヶ月も勾留された。これは経済安保が何をもたらすかを雄弁に物語っている。
軍事費大増強・武器輸出や経済安保の危険性を、パネラーが、徹底的に明らかにします。日本を代表する論客のお話は、あまりにも危険な大軍拡・武器輸出や経済安保の本質を考えるうえで大きな意義のある、また大変興味深いシンポジウムになると思います。