※「安保法制違憲訴訟全国原告連絡会」は立憲民主党の泉健太代表、西村智奈美代表代行、逢坂誠二代表代行、岡田克也幹事長宛に公開書簡を送りました。
以下に転載します。<拡散可>
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謹啓 風薫る五月となり、G7広島サミットを目前に控えて、お忙しい日々を送っておられることと存じます。
私たち、安保法制違憲訴訟全国原告連絡会は、2015年に乱暴な形で可決成立した安全保障法制が違憲立法であるとして、全国で訴訟を提起し、全国22の裁判所に25件の裁判を提起して闘っている原告の仲間の集まりです。
2015年の衆参両院で行われた熱心な議会活動から、その後、党名の変更がなされているにせよ、貴党の理念が、私たち安保法制違憲訴訟の原告と同じであると固く信じるものとして、今般の小西洋之議員に対する、貴党の対応に対し、意見を述べさせていただきたく、公開書簡をお送りします。
小西洋之参議院議員は、2015年に安保法制が成立してゆく過程においても、私たち国民を代表して、違憲な法律の成立を阻むために、身を挺して闘って下さり、その姿は私たちの目に鮮明に焼き付いております。
そして、私たちの訴訟についても、陰ながら見守ってくださり、私たち原告が主催する勉強会に自ら参加を名乗り出てくださって、その後、裁判にも意見書や証人尋問など、多大な協力をしてくださいました。また、参議院憲法審査会野党筆頭幹事としてのご活躍についても、私たち原告は心強く感じておりました。
しかしながら、先般、小西洋之議員は、高市早苗氏の一連の追及に対する文字通りの意趣返しで、その発言の揚げ足を取られ、その大切な活動に影響を受けることとなりました。
貴党に於かれましては、高市氏の放送法に対する犯罪と言っても過言ではない一連の所業を白日のものとした小西議員の活躍を他所に、他党からの低レベルな批判に同調し、参議院憲法審査会で重要な役割を果たしていた小西議員を更迭するなど、私たち安保法制違憲訴訟を闘う市民にとっては、到底納得のいかない対応を取られました。
私たちは、貴党と小西議員のこれから果たさねばならない大きな役割に望みをつなぐため、この書簡をお送りします。
どうか些末な揚げ足取りに加担するのではなく、しっかりと足元を固めて、第二次世界大戦の惨禍を再び起こしてはならないという願いのもとに国民主権を宣言した憲法を遵守する党として、ご活躍くださいますよう、衷心よりお願い申し上げます。 謹白
2023年5月16日
立憲民主党
代表 泉 健 太 様
代表代行 西村智奈美 様
代表代行 逢坂 誠二 様
幹事長 岡田 克也 様
安保法制違憲訴訟全国原告連絡会
共同代表 古橋 雅夫
共同代表 金野 奉晴
共同代表 山口あずさ
他有志一同