9/9西之表市議会本会議、馬毛島小中学校跡地売却提案詳報
昨日の速報でお知らせしましたように、八板俊輔西之表市長は、馬毛島軍事基地建設に抵抗するシンボルであった馬毛島小中学校跡地を防衛省に差し出す提案を行いました。
さらに、下西校区の公民館近くの農地を自衛隊隊員宿舎用地として提供します。馬毛島の市道1号線から3号線の認定を廃止して、基地用地として自由に使えるようにします。
そして、これらの提案は基地建設への同意不同意と関係なく、「単なる行政事務手続きだ」と言いはります。
議会後の記者会見での一コマです。ある記者が「公約違反との声もあるが」と質問しました。市長はこれに答えてこう言います。「公約は常に頭に置いて実現を図っているが、現実にも対応しなければならず、公約違反とは考えていない。市民の理解を得られるよう、いろいろな機会を通じて説明しなければならない」。この日本語、わかりますか?
また、別の記者からの質問がありました。「先日の市長説明会では、馬毛島小中学校跡地を売る考えは無いと言っていたが、考えが変わった理由は何か」。これに対して市長は、「今週初めの9月5日月曜日に行われた防衛省との9回目の協議の結果、考えを変えた」と答えました。
「市民の安全安心を確保するため」という建前の協議が、防衛省から市長への有無を言わさない指示の場となっているようです。早速、浜田靖一(やすかず)防衛大臣が歓迎の談話を発表しています。防衛省の言いなりに動く、市長の無様な姿が明らかです。関連マスコミ報道をごらんください。
もはや、一刻たりとも八板俊輔氏を市長の座に留めておくわけにはゆきません。早急に辞任してもらう必要があります。
NHK鹿児島9/9
MBC(南日本放送)9/9
KTS(鹿児島テレビ)9/9
KYT(鹿児島読売テレビ)9/9
KKB(鹿児島放送テレビ)9/9
■ 馬毛島小中学校跡地売却問題、続報
馬毛島情報局は、7月25日以降、八板俊輔西之表市長に辞任を要求してきました。市長が「基地建設に同意出来ない」という公約を投げ捨て、防衛省の基地建設への協力をやめないからです。先週9月5日(金)の、市長の馬毛島小中学校跡地の防衛省への売却の提案は、市民の大きな反発を呼んでいます。市議会の中では「議会として市長に辞任を要求すべき」との声も出始めています。
9月30日の市議会最終本会議で、市長の提案がそのまま可決されてしまうと、西之表市は基地建設に抵抗する、最後の法的な切り札を失ってしまいます。
しかし、多くの人が学んだ馬毛島小中学校の跡地、議員さんたちが現場を全く検分することもなく、市長提案を審議して良いのでしょうか。市議会の文教委員会の議員さんたちは、防衛省の妨害をはねのけて馬毛島に渡り、実際に現場を見た上で議論すべきでは無いでしょうか。それぞれの議員に投票した一人一人の市民に、きちんと説明できる行動を取るべきではないでしょうか。
馬毛島情報局は、市議会議員のみなさんに、民主主義に基づいた良識ある対応を期待します。