7/12(月) 19:40鹿児島テレビ
アメリカ軍の訓練移転候補地となっている鹿児島県西之表市の馬毛島を巡り、西之表市の八板俊輔市長は12日、塩田知事と意見交換を行い「地元への説明が不十分なまま計画が進んでいて違和感がある」と話しました。
八板俊輔市長は12日、県庁で塩田康一知事と面会しました。
西之表市の馬毛島では、防衛省が、アメリカ軍の訓練移転や自衛隊施設の整備を計画しています。
防衛省は、訓練による馬毛島の自然環境への影響などを調査する環境アセスメントの調査方法を、県や周辺自治体に示しています。
西之表市では、この調査方法に関する意見書を、6月までに県に送っていて、12日はこの意見書の補足説明などが行われたということです。
また、計画に反対する八板市長は塩田知事に「防衛省は地元への説明が不十分なまま計画を進めている」と話しました。
一方、県は10日と11日馬毛島などの現地調査を行いました。
調査は、防衛省が示す環境アセスメントの調査方法が適切かどうかを調べるもので、馬毛島や種子島島内で、騒音や水質の調査地点の確認や、動植物の状況などを確認したということです。
県はこの現地調査や関係自治体の意見などを踏まえ、7月29日までに環境アセスメントの調査方法に関する意見書を提出するとしています。